携帯のアプリから読み進めていくうちにはまってしまい、コミックを大人買いしました。
調べるとドラマ化もされたそうで、ドラマの内容は違うシチュエーションでしたが、働く女性の共感をえる部分が多くある漫画だと思います。
自分の才能があり、やりたいこともあり、人から認められながら仕事をバリバリこなしたい女性の願望や、理想像のようなものがストーリーにはあるので、自分の理想とワクワクできるような躍動感があるので、かなり、のめり込みました。
そんな「サプリ」について今回はレビューしてみたいと思います!
サプリについて
作者:おかざき真里
巻数:全10巻
あらすじ
CMを作る会社に働く主人公のストーリーで、主人公が長年付き合って同棲していた彼との突然の別れから始まります。
それまで空気のようにそばにいて、仕事を優先させてきたけれど、家に帰ると彼がいる、誰かがいてくれるという当たり前のようにあった安心感が急になくなり、主人公は、仕事以外のプライベートをどう過ごしていいのかが解らなくなり、結局は、その寂しさも仕事にのめり込むことで、感じないように過ごしていきます。
けど、やはり仕事で辛いことがあったときなど、誰かの存在や、心の安定を求めていて、仕事に没頭していく中で出会った男性と、恋仲になるも、相手の男性も、夫がいる女性との腐れ縁が中々切れないという、訳ありであったりして、中々彼の女の影が見えることに、信用ができず、結局は別れてしまうのですが、それでも、仕事で疲れた時に誰かの存在を求め、もがいている主人公の姿がとても共感できるカタチで表現されています。
仕事だけに偏ると心が崩れそうになる、けど、信用できる相手も現れない。
結局は、仕事をしていくうちにお互い仕事を優先しながらも誰かを求めている似たような男性と出会い、交際を始めるのですが、同僚の仲の良い友だちが、同棲していた男性に急に姿を消され、探してみたところ、名前も、住所も今まで話していたことも偽名であり、嘘だったことを知り、仕事に打ち込みながらも、心のバランスが取れなくなり、自殺してしまうという展開に。。。
主人公は、自分と重ね合わせる部分を見てしまい、心のバランスを崩しそうになります。
けど、付き合っている彼から、友達のことも苦しむことも葬ってあげよう、さよならしてあげようといわれ、線香をあげる儀式をして何とか気持ちを取り戻します。
何とか気持ちを取り戻し、仕事に明け暮れる日々がまだ続くのですが、仕事を優先している2人にまた、課題が現れます。
男性の方が海外での仕事を持ちかけられ、その男性にとってとても良い条件の仕事ができるということで、彼は海外に行くことを決めます。
感想:後半と結末は共感できなかった
主人公と、彼は、そのまま付き合う約束も、別れる話もせずに、彼は海外に行ってしまいます。
そんな中主人公のお腹の中には赤ちゃんがいることがわかります。
そこからストーリーが急展開して、赤ちゃんを抱く主人公と、帰国した彼が抱き合い、ハッピーエンドというカタチで終わりになりましたが、子供を産んでからも主人公は仕事をしてきて、凄かった。
みたいな内容はさらっと描かれていて、子育てが作者の経験がないせいなのかあまりにも、さらっと書かれすぎていて、後半は、あまり共感できる部分がは少なかったです。
全体的にはじめのストーリーは、躍動感があって、ワクワクしたりもして、自分も仕事を頑張りたい!という気持ちにしてくれる漫画です。
友だちが自殺したあたりから少し意味合いが変わり、仕事とは何なのか…。男女関係とは、結婚とは何なのか…。を考えるストーリーになっていきました。
バリバリ働く女性にぜひ読んでもらいたい!
これからバリバリ仕事をこなしていきたい人へのメッセージ本みたいな漫画でもあり、働く女性、特に30代に差し掛かる女性への応援本でもあるなと感じています。
自分的には仕事を頑張ってる女性の姿って本当に魅力的に感じるのだとこのサプリを読んでも改めて感じさせられました。