今回は中学3年生の心が不安定な時期の少女の2人がイケメンのキャラクターたちと出会いながら、古代の中国を思わせる異世界を旅していく物語を描いたふしぎ遊戯の見所をレビューしていきます。
ふしぎ遊戯について
作者:渡瀬悠宇
巻数:全18巻
簡単なあらすじや展開
ふしぎ遊戯の舞台は現代の日本からスタートします。中学3年生の夕城美朱と本郷唯が図書館で見つけた不思議な書物を開いてしまったことで、異世界の古代中国を連想させるような不思議な世界を旅していって、現代の日本に帰るまでを描いていきます。
美朱は最初に鬼宿(たまほめ)という男性と出会い、1度は現代に戻れましたが、あるきっかけで再び同じ世界に戻る展開が描かれます。
異世界で対立している四正国の紅南国の中で美朱は紅南国の巫女になって国を守るために働いていきます。離れたままになっていた親友の唯との再会や朱雀七星士と青龍七星士などの登場、さらに現実の世界へ戻ることはできるのかなどを描いていきます。
多種多彩な男性キャラクターの魅力
ふしぎ遊戯の魅力の1つは、数多く登場する多種多彩なイケメンの美青年や美少年たちとのさまざまな関わりです。この作品は鬼宿をきっかけとして数多くの男性キャラクターが登場します。
作品の中で中心的な男性のキャラクターとして描かれるのが鬼宿です。家族の母と妹と弟を含めて5人を養うために懸命に働いている誠実な一面もあり、朱雀七星士などの男性との出会いの中でももっとも惹かれていきます。
ふしぎ遊戯の異世界は古代のような世界であり、現代にはあまり存在しない環境で懸命に生きている人々を見て、不思議と勇気をもらえたり、平和な世の中にしようと努力している生きざまが感じられます。
さらに国同士の争いも描いているところから平和の尊さを男性キャラクターを通して感じられる魅力もあります。美青年の皇帝や怪力の少年、大柄の青年、冷静で優れた能力を持つ少年など多彩な男性と縁を持ちます。
少女漫画をあまり読まない人も読み進めやすくおすすめ
普段は少女漫画を読まない人も多彩な男性の出番が多く魅力を放っているため、読者の気に入るキャラクターが見つかります。冒頭の巻数では不透明なキャラクターもだんだんと謎のベールが明らかになっていきますし、長所はもちろんですが苦手な部分も読んでいると魅力の一部として消化できます。
ふしぎ遊戯は戦いのシーンもあるため、日常のコミュニケーションシーンとのギャップをキャラクターや世界観などで感じられて、さらに世界へ引き込まれていきます。
現代の場面も登場しますが異世界とのギャップを意識して描かれているため、ストーリーにめり込みやすく、少女漫画をあまり読まない人も読み進めやすくおすすめです。