皆さんはファンタジーは好きですか?数あるファンタジーの中から人間の子供と悪魔のファンタジーラブストーリー花と悪魔の感想を書きたいと思います。
花と悪魔について
作者:音久無
巻数:全10巻
簡単なあらすじ
人間界に住んでいる悪魔ビビのもとに転がってきたのは、人間の子供はなでした。うまくはなとの距離をとれなかったビビですが、はなと過ごしていくうちに近づきたくない存在から段々と愛おしい存在になってきます。
そんな時にビビが魔界に戻らなくてはいけなくなり、二人の関係が変わっていくファンタジーラブストーリーです。
はなの成長ストーリー
少しずつ大人になっていくはなに注目です。最初はただビビが好きなだでしたが、それが恋情なのだと気づき、どんどん気持ちが大きくなる一方で、気持ちを伝えたら一緒にいれなくなる恐怖がはなの中でネックとなっていきます。
どんどん増える友達
話が進むにつれて色々な友達が増えていきます。そして、増えるにつれて変わっていくはなとビビも注目です。その中でも、はなを好きになってしまう桃がキーパーソンだと思います。はなが好きなのに、ビビが好きなはなの手助けをついしてしまうことが多くて、はなを奪いたいのに奪えない桃のやさしさがとても印象的です。
また、魔界の王ルシフェルもとても重要なキャラクターです。はなを魔界に連れて行ってみたり、毒を塗った剣でビビを刺すなど、色々な方法でビビを魔界に帰そうとします。悪役なのに、なりきれてない部分がとてもステキなキャラクターです。
はなが持っていく花
悪魔は花を持つよ枯れてしまいます。それでも、愛情表現の一つとしてはなはビビに花を送り続けます。
あまり重要視されない部分かもしれませんが、私は花の話があってこそ花と悪魔が面白く読めるポイントだと思います。
涙なしでは読めない
最終的にビビは魔界に帰ることになります。魔界に帰るまでのはなとビビの気持ちが表れる部分は涙がとまりませんでした。特に泣けるのは本当に最後2ページです。人間界に戻ったビビとはなはめでたく結婚し、2人の子供ができます。
しかし、はなの姿がないのです。そして、はなと呼ばれた先には墓石があります。はなの死を看取ったあとの話で終わっています。でも、ビビの顔はとても優しくて、そこも泣けるポイントでした。
悪魔として育った子供たちは悪魔には触れないはず花が触れるというはなの生きてきた証が残っているのも泣けました。
こんな人にオススメ
ファンタジーが好きな方や悲しくなり過ぎない泣きたい気分の人にオススメします。
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