大人の恋愛ってやっぱり学生のそれとは違いますよね。そんな大人の恋愛を感じ取れる「東京アリス」をレビューしたいと思います。
東京アリスについて
作者:稚野鳥子
巻数:全15巻
あらすじ
主人公の有栖川ふうは少しオタク基質でここ数年彼氏がいなかってが、社内で気になっている上司がいた。厳しいくて笑顔を見せないがどこか優しくて惹かれてしまう。
ふうは仲良しの中学の同級生と同居を始めてそこから巻き起こるそれぞれの恋愛模様や友情関係が見どころです。
感想
最初はあんまり好きじゃないなと思っていた上司と少しずつ関わっていく内に、どんどん惹かれていっているのが読んでいて分かりました。こんな展開になるだろうとも予測はつくのですが、まさか少し気になっている人を友達に紹介してしまうという鈍感な所が可愛いです。
ふうがファッションが好きなので、可愛い小物だったり服だったりと雑誌に出てきそうな感じで見ていてこんな服着たいなと思える不思議な漫画です。
28歳の設定なので、本当に30前後の人達が読んで共感するような所がたくさんあります。
この歳の恋愛ってこんなものなのかとか結婚の二文字に急いでしまいそうになるとかそんな所に共感します。
大人の恋愛ってこんななのかと感じたり、それに少し憧れるけど現実は違うだろなとか好きでもない人と付き合ってやっと本当に心から愛してると思える人が現れた気持ちだったりと大人の女だけどどこか乙女な部分もちゃんと描かれていて読んでいて次はどんなになるんだろうと感じられます。
4人の女の子がいますが、それぞれまた違った恋愛パターンが見れて4人別の視点からも見れるので何度も読み返してしまいます。
4人悩んでいることも違うし、言い合いになったりする場面もありますがそれがまた内容が少し生々しく感じてリアリティがあります。
私もこんな大人な恋愛してみたいなと読んでいてキュンとしてしまいます。全15巻なので読んでいて長いなと感じることもないので、ぜひ1度読んでみて下さい。