『高嶺の花』と呼ばれるような女性は男女問わず憧れの的だと思います。今回私が紹介させて頂く作品は高嶺の花子さんと呼ばれる女の子の初恋物語です。
日々蝶々
作者:森下suu
巻数:全12巻
あらすじ
舞台は普通の高等学校。主人公は容姿端麗な高校生の『柴石すいれん』(通称すいれん)です。
その容姿から周囲からは「高嶺ちゃん」と呼ばれています。そんなすいれんのまえに現れたのは柔道一筋、女子と話すのが苦手な硬派な男の子『川澄泰一』、彼は他の男女と違ってすいれんに対して不愛想な対応をとっています。
そんな川澄が気になるすいれん、そして川澄もすいれんのことを気にかけている。そんな二人が自分の恋心に気づきはじめ、不器用ながらも歩み寄る純愛物語です。
この作品の見どころ
この作品は読み切り作品です。
すいれんサイド、川澄サイドとお互いの視点を交互に見ながら、時にはドキドキ、時にはギクシャクしたりとお互いの複雑な心境を鮮明に描いています。すいれんも川澄も会話をするのが苦手てで、気持を相手に伝えられず、お互い困惑するところも「頑張って勇気をふり絞って」というような感情移入してしまうことが多く、ふたりのことをつい応援したくなってしまいます。
そんな感情移入してしまうほどの表現を見ることができるのがこの作品の見どころの一つです。そして、ギクシャクやもモヤモヤを一歩づつ乗り越え、お互いの距離を縮めていき、確実に進展してく二人の成長も見どころです。
二人の恋仲だけでなく、それぞれが人間的に成長する様子もみどころです。会話をすることが苦手なすいれんが川澄に思いを伝えるために、勇気を出して気持ちを伝えるシーンなどすいれんの頑張りを見ることもこの作品の見どころです。
この作品は王道少女漫画とはまた違った雰囲気をています。恋をした相手にふりみてもらうため、奮闘する女の子とはまた少し違って、この二人は、自分の苦手なことを克服しながら、トラウマを乗り越えながら、人間的にも成長していく物語になっています。
また他の登場人物と掛け合いや、複雑な感情の交差する様子も先が楽しみになるような表現になっており、見ごたえがあります。
こんな人におすすめ
人の恋愛を応援したい人、恋愛は不器用だけどモヤモヤしたり、ドキドキしたい人などにおすすめします。
この作品は恋をする二人が不器用ながらもその仲を深めていく純愛ストーリーです。そんな二人の物語は読み手の感情までも作品に取り込むほど丁寧に描かれています。
そんな二人を応援したい、自分にも似た経験がある方に特に読んでいただきたい作品です。
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