少女マンガの主人公は可愛い女の子ばかりですよね。今回は数少ない男子校生が主人公の「愛してるぜベイベ★★」が、とても家族愛について考えさせられるマンガだったので紹介します。
愛してるぜベイベ★★について
作者:槙ようこ
巻数:全7巻
愛してるぜベイベ★★ってどんな話?
モテモテな男子校生・桔平が、ママが行方不明になった・ゆずゆの保護者役として少しずつ成長して、傷を癒して支えていく物語。また、同じ高校に通う彼女・心の抱えた傷も、ゆずゆに接していくことで成長した桔平に癒されていきます。
いじめや虐待、複雑な親子関係といった家族や社会問題を題材としながらも、登場人物の愉快な個性が光って、すっきりと読み進められる作品です。
家族愛って何なのでしょうか?
この作品は、なんといっても5歳女の子・ゆずゆちゃんがとても可愛いです。その可愛さにメロメロになってしまう桔平の気持ちもわかります。いい保護者になろうと、作ったこともなかったお弁当を毎日作ってあげる一生懸命さも、とても心が温まります。
さまざまな問題が交錯する中で、家族愛とは一体何なのだろうと考えさせられます。何でも話せる仲であることだけが、いい家族ではなくて相手の気持ちを考えて、あえて話をしないという選択も必要なのだと思います。
血が繋がっていなくても、ただ相手のために一生懸命に尽くしてあげる姿勢が感動を呼び、心を開いていくものなのでしょう。自分の都合で逃げてしまい、子どもと向き合えない母親よりも、桔平のほうがいい親にも思えました。ただ、やっぱり母親はどんな母親であっても一番だということに変わりはない事実もあります。
自分にとっての家族とは一体何なのか、自分ならどうするのか、マンガでありながらこれから私たちが考えていくべきことがたくさん詰まっています。
こんな人に読んでほしい!
家族とギクシャクしてる人や、人を愛するってどういうことなのかわからなくなってしまった人に読んでほしいと思いました。不思議と読んだあとは心が温かくなるので、全7巻までと短い話ではありますが、何度も読み返し好きなシーンを見つけてほしいなと思います。
すごく続きが気になって、続編も期待していたくらいですが、その続きを想像することもいいのかもしれません。
まとめ
ぱっと見は普通の恋愛ものだと思うかもしれませんが、読めば読むほど深くなる作品だと思います。ぜひ、大切な人と一緒に読んでみてください。理想の家族とはどんな家族でしょうか。
あなたはどんな家庭を作っていきたいですか?
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