まんがはすきだしどんどん読みたいけれど、あまりにも巻数が多いものは買いづらいですよね。
でも極端に巻数が少ないものはなんとなく面白いのか不安だし…。そこで今回は巻数一桁の名作・時空異邦人KYOKO(タイムストレンジャーキョーコ)をご紹介・レビューしたいと思います。
時空異邦人KYOKOについて
作者:種村有菜
巻数:全3巻
あらすじ
30世紀の未来、星は一つの国となり「地球国」と呼ばれていた。地球国の姫・響子は式典などの公務に全く興味がない。そこで王は一つの条件を出し自由を与えようとした。
それは「16年間眠り続けている妹姫」を目覚めさせることだったのだが…、手掛かりだった一つの神の石・時空石に響子は認められ時を操る「時空異邦人」となり、残り11人の能力者を探す。
響子が妹姫を目覚めさせるため、そして自分の国・大切な人たち・地球を守るため運命に立ち向かうファンタジー作品です。
凝りに凝った設定&超美麗な絵が見どころ!
種村有菜さんといえばやはりファンタジー作品が有名ですよね!
今回、人間以外の種族(作中ではキリトと呼ばれています)も共存する世界観を見事に描きだしてくださってます!種族ごとの暮らしている場所・種族間の歴史などなど…三巻完結のまんがなのですが内容はとても濃く、読みごたえがあります。
そして、忘れちゃいけないもう一つの見どころが超美麗な絵です。
特に主人公が姫という事でけあって、ドレスの描写がとても細かく眺めるだけでうきうきです!
パフスリーブ、大きなりぼんの正統派ロマンチック&クラシックなドレスから異国情緒あふれるミステリアスな雰囲気のドレス、オートクチュールコレクションのような個性的なドレス…。
一つ一つ丹念に描きこまれたドレスたちは本当に素敵です。2巻の表紙のドレスもそのまま額に入れて飾りたいくらい。
もちろん響子姫のファッションだけでなく、ほかの登場人物も個性的です!着物をアレンジしたものやガーリィテイストなもの…響子姫のボディーガードの逆滝・氷月の宮中でのファッションもカッコよく、かつ個性的。ファッションが好きな方は大満足の漫画だと思います!
またこの作品は未来の設定なのですが、お城の外観・内観などは中世のヨーロッパのような雰囲気があります。未来という設定という事を考えると違和感を感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、クラシックな建築様式がお好きな方は気にせず楽しめるかと思います。
こんな方におすすめ♪
ファンタジーが好きな方・美麗な描写をとことん見たいという方に読んでいただけたらうれしいです。