あのときああしていれば、と思うことは多いです。人生は選択の連続ですね。そんな選択について考えさせられるorangeについてレビューします。
orangeについて
作者:高野苺
巻数:全6巻
orangeの概要
この漫画は自殺してしまった友達を助けるために過去の自分に手紙を送り、その手紙で過去の自分の行動を変える事で友達を自殺から救うというストーリーで高校生活が舞台の友情や恋愛も混ざっています。
そして、過去に手紙を送るのはあのときああしてれば良かったという後悔から、こういう行動をとってくれという手紙を送る事になったため、そのことで選択の重要性というものを考えさせられます。
感想
この、選択の重要性ですが本質として一番重要なのは選択を間違ったという事ではなく、そのときにそうした方が良いと薄々気づいていたのに行動をしなかったという点です。
というのも、後々振り返ったそういえばあの時と気づけるという事は当時も少し引っかかったいたからその記憶を思い出す事が出来るのです。なので当時も別の選択をした方が良いという気持ちはあるにもかかわらず、勇気が出なかったり、余裕がなかったりでその選択を変える事が出来なかったのです。
この事は日常生活でもよくある事で、日常生活の中で過去を振り返り選択を後悔する事は多いと思います。でもなぜその後悔が生まれるかというと未来が見えないから仕方がないといえば仕方がないと思います。
しかし、漫画orangeを読んで感じたのは、友達が自殺すると知っているメンバーが数人いてそのメンバーで協力して自殺を止めるのですが最初はお互いが未来から手紙が届いているというのは明かさないでいました。
その中で自分の行動や友達の行動を上手く変えて成功に導く事が出来たのは客観視というのがあったからだと思います。友達という立場だから見えるその人が本当にした方がよいであろう行動というのはあると思うのです。
なので、人は未来が見えないから選択に失敗する事は当たり前ですし変えられないですが、何か悩んだ時に周りからアドバイスをもらう、話してみるという事で選択の失敗を減らしたり別の考えが浮かんでより良い選択に向かうという事はあると思いました。