学生時代の初恋は、大人になっても覚えているものです。
もし、あの時、彼と付き合っていたら、今とは違う人生だったのかなと思いませんか。
しかし、初恋は、たいがい実る事なく思い出の片隅になってしまいます。そんな初恋を引きずっている主人公が偶然、初恋相手と再開してしまうとゆう、いくえみ稜先生の「あなたのことはそれほど」レビューです。
あなたのことはそれほどについて
作者：いくえみ綾
巻数：全５巻
ストーリー
主人公 美津は、美人でとても可愛らしい女性です。子供はいませんが、真面目で地味な旦那と生活していました。旦那と美津は、絵に描いたような理想の夫婦でした。
しかし、美津は、心が満たされない毎日を送っていました。それは、美津には忘れられない初恋の人がいたからです。それは、中学の同級生、有島君でした。
彼はイケメンでムードメーカーで人気者でした。美津と有島君は、お互いに引かれながらも一度も付き合う事なく、高校へと進学しました。そんな彼と偶然再開してしまうのでした。しかし、彼には、すでに妻がいました。禁断の恋の扉は、あまりにも簡単に開いてしまいました。
この作品の見所
結婚しているが子供がいない夫婦の美津は、お洒落で美人な可愛い女性です。不倫相手の有島君も、モテモテのイケメンです。
しかし、有島君の妻は、美津とは正反対の地味で質素な有島君とは不釣り合いな女性でした。また地味であまり美人でないのに麗華とつけられた名前のギャップに長年苦しめられ、コンプレックスをもった女性だったのです。
そんな麗華が夫の浮気に気付いてしまうのです。そして、美津の夫も妻の不倫に気付くのでした。
キャストそれぞれの心情は、とてもドキドキするし切なくて泣ものです。
もう1つの見所
この作品の主人公美津のキャラクターにとても引かれます。いくえみ稜先生独特の絵のタッチで、洋服も可愛いし参考になります。
また、大人の女性の可愛らしさがたまりません。きっと世の中の女性の憧れだと思います。そんな美津が一人でしっかり生きていく姿も見所です。
こんな人におすすめ！
不倫はいい事ではありませんが、憧れている女性はたくさんいると思います。
もし、現実の生活に飽き飽きしている女性がいれば、この作品を読んで想像してみるといいです。また、独身女性も主人公美津は、可愛くて真似したくなるキャラだと思います。
また、美津とは正反対の麗華のキャラも、人は見かけが全てじゃないことを教えてくれるのではないかと思いますよ。あなたなら、どっちを結婚相手に選びますか。
