少女マンガや青年漫画などアニメ化する際、オリジナルの漫画と少し違うといったことがありませんか。この赤ずきんチャチャも原作の漫画とアニメでは大きくシナリオが異なります。そこでこの漫画が原作とアニメ、如何に違うのかをレビューしたいと思います。
赤ずきんチャチャについて
作者:彩花みん
巻数:全13巻
あらすじ
まず、アニメでは師匠であるセラヴィー先生から魔法を習い試験を受けて魔法学校に入学するという設定ですが、原作は少し違います。ます、セラヴィー先生から魔法を習うシーンまでは一緒ですが、学校に入るまでの試験の描写などが一切無く、急に学校に通っていて混乱した方もいるのではないでしょうか。
漫画版はなんというかアニメ版より簡素化されているといった印象を受けました。
あと、大きな変更点はアニメ版は主人公が変身して悪人と戦う描写がありましたが、原作版はそんなセーラームーンのような描写は無く、日常的に魔法学校内で問題行動を起こすといった内容です。
この作品の見所
やはり学園ものですので林間学校などの普通の学園生活を行っているうえで問題行動を起こすという描写でしょうね。特にエリート魔法使い候補のしいねなどが主人公たちと一緒に問題行動を起こす時点でお前エリートじゃないだろと突っ込みを入れたくなります。
だって、エリートはテストの点が悪かったからといって学校を爆破しないだろと突っ込みたくなりますし、キャラクターの性格が違う子達もいました。黒頭巾の子はアニメでは嫌な毒薬を使うキャラだったのですが原作だと勤勉なガリ勉の女の子になっていました。
原作とアニメの違いを楽しめる人にお勧め
この赤ずきんチャチャの原作は本当にアニメとは違いがあり性格が違うキャラクターになっていたりとアニメを見た後で見た人は混乱をすると思います。特に主人公以外のキャラクターに性格が違う子が多数います。原作とアニメの違いを楽しめる方であればこの作品は十分楽しめることだと思います。
原作はジャンルで分けるとすると学園コメディーでアニメは変身ヒーローというジャンルになるでしょうね。原作の赤ずきんチャチャはまさか、主人公に魔法を教えてくれたセラヴィー先生が魔王の息子だったなんてとんでもない設定になっているなんて誰も思いませんからね。
そんなとんでもない設定でも笑ってコミックを見れる方ならお勧めできますが、アニメを見てアニメのイメージのままでコミックを見たのなら幻滅するかもしれませんね。何せ、変態キャラが多すぎる上、変態ではなかったキャラが原作では変態になっていますからね。