今回は、私が読んだラブコメ漫画の中で、王道だけど予想外な展開にキュンキュンさせられっぱなしだった『カプチーノ』についてレビューします。
簡単なあらすじ
男性が苦手で、恋愛漫画も好きだけどろくに読めず、異性とのスムーズな意思疎通もままならない。
そんな超・恋愛初心者な女子高生の克美(かつみ)は、ひょんなことから大学生の萩原(はぎわら)さんとお付き合いをすることに。初めての連続に戸惑い、照れ、悩む日々。でも、それ以上にときめきが止まらない、ステップアップ・ラブコメディーです!
カプチーノについて
作者:
巻数:全3巻
ここが見所!
1.初めてのお付き合いに奮闘する克美の可愛さと健気さ
見所は、なんといっても主人公である克美のキャラクターです。女性向けの漫画というと、男性の登場人物に対して「かっこいい!」「私もこんなことされたい!」と思うことが多いと思うのですが、『カプチーノ』では主人公の女性である克美に対して、予想外の胸キュンが止まりません。
克美は天然でおっとりしているように見えて、意外とガッツな熱血系。恋愛は初心者だけど、「萩原さんのことが好き」という思いだけで体当たりしていく様に、心を掴まれること間違いなしです。
2.完璧に見えて実はダメダメ?母性本能をくすぐる萩原さん
克美とお付き合いをすることになった萩原さんは、頭も良く、見た目もかっこよく、一見完璧な男性に見えます。
しかし、恋愛においては受け身で去る者追わずな萩原さん。交際が長く続いたことはなく、大学時代だけで6人もの女性と付き合っては別れてを繰り返しています。しまいには「恋とかよくわからない」なんてことを言ってしまう始末。
萩原さんは克美と違ってなかなか素直になれなかったり、プライドが捨てきれなかったりする部分があり、まっすぐで一生懸命な克美に振り回されることもしばしば。案外ダメ男?な萩原さんに、あなたも母性本能をくすぐられるでしょう。
3.克美の周りの個性豊かな登場人物
克美と萩原さんの恋模様はもちろんですが、その二人の周りを取り巻く登場人物も見所のひとつです。特に克美の友人である、ナナちゃんと緒方(おがた)さんなしでは、この物語は楽しめません。
見た目が派手で一見怖そうなナナちゃんは、誰よりも克美のことを可愛いと思っていて、克美に対して甘々です。なので、最初は克美の彼氏である萩原さんのことを良く思っていないのですが、なんだかんだ二人の恋を応援してくれて、克美が悩んでいると喝を入れてくれます。
賢くて大人びている緒方さんは、克美の恋愛に対しても、あまり口出しをすることなく普段は見守っています。ですが、いざというときには克美に的確な助言をし、正しい道へ導いてくれるのです。
また、2巻で登場する萩原さんの妹の志穂(しほ)ちゃんや萩原さんの元カノの彩佳(あやか)さん、3巻で登場する文化祭実行員で克美と一緒になった他クラスの星野(ほしの)くんも、物語にとても素敵なスパイスを効かせてくれます。
こんな人におすすめ
- とにかくキュンキュンしたい!ときめきたい!という人
- 登場人物のギャップを楽しみたい人
- ライバル出現などの王道の展開が好きな人
- 短い時間で漫画を楽しみたい人(3巻完結)
私が読んだラブコメの中で一番ときめいたと言っても過言ではない『カプチーノ』。完結した後も、何回も読み返しています。最近ときめきが足りない!キュンキュンしたい!という人は、ぜひ読んでみてくださいね。