ルードヴィッヒ革命は、ほわほわ幸せハッピーエンド、素敵なイケメン主人公とヒロイン…。そんな展開を望まれる方には、おすすめできないけれど、それを覚悟で読まれることを、推奨したいマンガです。
ルードヴィッヒ革命について
作者:由貴香織里
巻数:全4巻
あらすじ(構成)と感想
物語の主人公は、とある顔だけ王子ルードヴィッヒ。性格悪い、女性は胸と顔で判断する、まともに働くのが嫌いと、かなりダメダメ人間。
怒り狂った父である王様に「お前の唯一のとりえである顔を利用して、国の為になる嫁をゲットするまで帰ってくるな」と自国を追い出されます。
そこで王子は「どうせ結婚しなくちゃいけないのならば、ロリフェイスのダイナマイツバディプリンセスをゲットするまで放浪を続けよう」そんな王子と様々なお姫様との出会いを、一話完結連作形式で続けていくと言う構成です。
しかしながら、完結の連作ということからお察しの通り、王子が出会うお姫様たちとは、ことごとく結ばれません。
一話目の白雪姫は、自分の顔と体を使って、実の父王や猟師、ルートヴィッヒの父親までもたぶらかす悪女。無垢な少女の象徴でもあるはずの、赤頭巾は銃を持って、王子を殺しに来る殺し屋スナイパー。
青髭の嫁になる女性が、ナイスGカップだったからと、王子が身代わりに嫁に行って、何故か気付かれず、真実の愛を裏切ったと殺されそうになっているのに、王子は無事で不運な事故で青髭は死に……。
同時に王子も、赤頭巾に撃たれたと思ったら、Gカップ女性に庇われ、こちらも死に別れ…?と思いきやでっかいおっぱいは、胸パットを入れていて無事でした。しかし、王子はそんなニセ乳に興味はないと、あっさり女性とさよならをしました。
息を飲む展開と、王子のどうしようもない性格が、ものすごいせめぎあいをしており、シリアスを息抜きさせてくれます。
とにかくよく知っている御伽噺の姫様たちと王子のすごい展開が続き、気付けば全巻読破。
このお話は、コミックス4冊で終了していますが、同じような展開で新シリーズの続編も出ています。