今回はアニメ化もされました「桜蘭高校ホスト部」という作品についてレビューしたいと思います。
桜蘭高校ホスト部について
作者:葉鳥ビスコ
巻数:全18巻
あらすじと感想
主人公の藤岡ハルヒは有名な進学校である桜蘭高校に入学する事になります。ですが、そこはハルヒが思っていたような進学校ではなく超お金持ちが通うとんでも学校だったのでした。
私はあまり少女漫画は読まないタイプなのですが、この桜蘭高校ホスト部という少女漫画は好きで読んでいました。
というのも、この桜蘭高校ホスト部という少女漫画はそこらへんにあるありきたりな少女漫画でないと思ったからです。
大抵少女漫画というと、主人公の女の子が典型的な恋愛脳でまた主人公の周囲にはイケメンばかりいて、主人公にアタックしまくるというのが基本ですが、この桜蘭高校ホスト部という少女漫画は違いました。
この漫画はまず主人公の藤岡ハルヒが全くと言って良いほど恋愛に興味がないようなキャラで、入学早々に中学まで伸ばしていた髪もある事情があってあっさり切って男子のような髪型にした上に服装まで男性のような格好で校内をうろつているところから物語が始まります。
その時に偶然ホスト部にあった壺を割ってしまってそれを弁償するためにハルヒもホスト部のホストとして働いて弁償する事になります。
その時はホスト部の部員達は全員ハルヒを男だと思ってホスト部で働くように言います。ですが、それもすぐに女性である事が分かるのですがそのまま男性のフリをしてホスト部で働くようになります。
これだけだと割と普通にありそうですが、この少女漫画が良いのはハルヒがイケメンばかりいるホスト部にいても全くそのイケメン達に恋い焦がれるという展開にならない点です。
そしてホスト部のイケメン達も普通の少女漫画なら本当にいかにも自分はイケメンですとい態度を取りますが桜蘭高校ホスト部の面々はそういう事がないです。
どちらかというと、ギャグ漫画のような性格をしているキャラばかりなので男の人が読んでも十分楽しめる少女漫画となっています。
特にこのイケメンホスト部員達がハルヒを好きになっていってもそれに全く気付かないでいつも冷静にどこか冷めたような主人公の少女とホスト部員達のドタバタを描いた作品なので読んでいて本当に面白いです。
もちろん、少女漫画なので恋愛の要素もありますがそこらへんはかなり薄められているので男性にもおすすめです。